この記事はCorona2.0 Beta3の情報です。 Beta5で新しくなったところは随時更新していく予定です。(最新更新日 2010年7月14日)
関数について
ActionScript2.0で関数はどの位置からでも呼び出せますが、Luaは関数を使う前に宣言する必要があります。例えばボタンイベントを作るときには注意が必要になってきます。
Display Objectsプロパティについて
CoronaのDisplay ObjectsプロパティがActionScript2.0と微妙に違います。主なプロパティの違いを対応表にしました。Coronaへの変換の際は自動置換で行うと早くできるでしょう。
注意が必要なDisplay Objectsプロパティ
1. object.alpha
AS2の場合、値は0~100ですがCoronaでは0~1.0になっています。値が1.0を超えるとエラーになってしまうので気をつけましょう。
2. object.rotation
AS2の場合、値は0~360ですが、Coronaでは0を基準として-の値にも+の値にも360以上使えます。
3. ActionScriptでいうButton.enabled
CoronaではButton.enabledが存在しません。実装する場合はその処理を追加しなければなりません。
[2010/714追加] (例) ボタンを押すとボタンを非表示。それと同時にをボタンイメージを表示させる。
groupについて
・深度について
AS2の深度にあたるのがgroupのchildになります。ここで注意が必要なのがAS2の場合、深度は上限下限はあるもののその中で自由に位置を設定することができますがCoronaではそれができません。childの指定はできますが追加するとき値は1つずつしか増やすことができません。ですのでgroup内に深度0~100は時間表示のムービークリップを、101~200は得点表示のムービークリップ…groupを入れ子にするなどする工夫が必要かもしれません。

・画像のremove
ASの場合ムービークリップに読み込んだ画像のremoveはremoveMovieClip( )になります。Coronaの場合それにあたるのがgroup:remove(indexOrChildren)になります。これをすることでASと同様にメモリも開放してくれます。
Anim(“MovieClip”)について
FlashのアニメーションをCoronaで表示させるためにAnimがありますがアプリが落ちる頻度が高くなるため推奨できません。
アニメーションが長くなりそうな場合はenterframeを使って毎フレームごと画像を読み込んでいく方がいいかもしれません。
Animを使うときの気をつける点を記述します。
[2010/7/14追加] movieclip.luaが新しくできました。
1. 画像はたくさん読み込めない。
iPhone3GSで試したところ画像の容量にもよるとは思いますが画像100個ぐらいで落ちました。20個ぐらいまでが限界なような感じがします。
2. 表示するまでに時間がかかる。
Animを使うと画像を一度に読み込むためこの現象が起こります。フリーズしたのかと思ってしまうほどになる場合もあります。
[2010/7/14追加] PNGよりJPGの方が容量が小さくなることが多いのでなるべくPNGではなくJPGを使いましょう。
3. アニメーションがリピートする
最後のフレームまで表示されるとまた初めから表示されアニメーションがループします。最後のフレームまでたどり着いたら次の命令を行うというプログラムを書く場合、enterframeなどでカウントをとる必要がでてきます。
[2010/7/14修正] ループに関するパラメータをつけることができるようになりました。パラメータを設定していない場合、最後のフレームまで表示されるとまた初めから表示されアニメーションがループします。ループさせたくない場合はパラメータ設定します。
画像のレイアウトについて
Flashでは通常ムービークリップの基点を左上にすることが多いですが、Coronaの場合画像の基点は画像の中心になりますので調整が必要になるでしょう。
Coronaには自動リサイズ機能があり、基点を修正しただけではズレが直らない場合があります。その機能を切るにはconfig.luaかsettingファイルに記述する方法があります。画像読み込みの際のパラメータでもその設定がありますのでそれを駆使して調整していきましょう。
現在のところAndroidの解像度は240×320、240×400、240×432、320×480、480×800、480×854、480×800、480×854の8種類があります。それ全てにフル画面で表示させるためには上記で述べたことを行いつつ、画像の大きさを変更させるためのプログラムを書いていくといいでしょう。