会津若松市の閉塞感を象徴するグラフとその改善策in private

 
date:2010.01.08   posted by:fujii
 

冬真っ盛りの会津若松は今、雪に覆われて大変不便。気軽に出かけられないというのは若干の閉塞感を感じるものです。こんにちは藤井です。

ここで、さらに閉塞感を加速させるようなデータをご覧いただきます。

会津若松市(Wikipedia)

注目は、このページの「年齢別人口分布」の部分です。色分けによって全国の人口分布と会津若松市のそれとを比べています。
パッと見てすぐに気づきますが、会津若松市は20~40代の人口比率が全国と比べて極端に低いのです。いわゆる「働き盛り」の年代が完全に流出。

この年代が減ってしまうと、地域全体に漠然とした閉塞感、保守的な空気が漂います。

まだあまり失うものがない若者は積極的に革新を起こしていける立場にあります。
しかし年代が上がると一般的には保守的になる傾向が強いので、街に若者がいないというのは行き詰まりの状況というか、ひたすら守りながら衰えていく一番ダメなパターンに陥る可能性が非常に高いのです。

もちろん若者も、数が多けりゃ良いっていうものではありませんが、量が質を生むのは間違いありません。
パレートの法則と言われるように、数が増えれば増えるほど、そのうちの2割くらいは面白いことをやる人間が出てきます。

だからまず絶対数の確保は最低限必要な課題です。
さて、その課題の解決を阻む最大の原因は「雇用」です。この年代を留めるだけの「雇用」が今の会津若松市に絶対的に足りないのです。
もちろん雇用が厳しいのは会津若松市に限ったことではありませんが、少しでも状況の良いところへと移動していった結果、おかしな人口分布になってしまったということですね。

ならば雇用を生み出すための産業強化を、となるわけで、実際会津若松市の長期総合計画にも産業強化は言及されています。
まあこの手の計画は八方美人でないと叩かれるので、逆に言及してないとかなり問題ですが。

計画中で産業について触れられてはいますが、やはり主になっているのは「観光産業」。
会津圏は観光地として有名なので当然と言えば当然ですが、このまま観光産業をメインとして押していくのは、個人的にはリスキーだと思います。というのは、ここ最近の会津の産業構成がだいぶ変わってしまったからです。

これまで会津は大きく分けて次のような産業が柱になってきました。
1.観光
2.製造業
3.IT産業

しかしSpansion Japan、富士通という2大工場がコケたことにより解雇者が続出、産業の柱としての製造業の立場が危うくなってきました。
これだけの大打撃だと、もはや元の状態に戻すには相当の資金と時間をつぎ込まなくてはなりません。それよりは、将来的なリスクヘッジの意味でも別の産業を新たな柱として打ち出すべきではないかと思うのです。

例えば、医療・福祉分野。看護士も男性が増えてきたとは言えまだまだ女性比率の高い産業ですので、この分野を強化し雇用を生み出せば効率良く人口を増やせます。なんと言っても男は女性のいるところに集まりますから。
さらに保育・教育分野を併せて強化すれば、「ゆりかごから墓場まで」カバーできる都市の誕生です。会津若松市は教育・福祉の充実した暮らしやすい都市として移住者が増えるのでした。めでたしめでたし。
 
完璧だ。
 
医療、福祉は今思いつきで書いたんですがなかなか良いですね。もちろんそう簡単に事は運ばないと思いますが、方向としては悪くないと思います。

1つ新たな柱ができればその産業はもちろん、それに付随したりサポートしたりする産業も伸びていきます。IT産業との相性も悪くないのでこちらも伸びるでしょう。そうすると雇用が生まれ、若者が残る。

給付金や緊急雇用などの場当たり的な対策も必要ですが、長期的に見て会津の閉塞感を打ち破るには、新しい産業を伸ばして若者の雇用と新しい地域ブランドを生み出すべきではないかと思うわけです。

うちの近くのハローワーク前の殺人的渋滞が早く解消されますように。

 
Copyright © TheDesignium inc. powered by WordPress & mootools.
Relative Keyword|none